40才からの学び

現在施術院で施術をするという仕事を生業としているが、きっかけは作業療法士として病院勤務していたことにある。

作業療法士として働くには、養成校に3~4年通い、国家試験に合格しなければならない。

私は40歳になる年に3年制の養成校に入学した。

『今から学校に行ってどうするの?』という、なかなかな質問を受けたりしたが、迷いはなかった。

新しく何かを学ぶことは楽しみでしかない。

実際とても楽しかった。

1年生時は一般教養の科目があり、個人的にはたまらなく面白かった。

比較行動学という授業では、生き物の生態等について学ぶのだが、蜂の8の字ダンスやら恩と不義理を決して忘れない血吸いコウモリやら、ワオ!の連続。(血吸いコウモリの話は大好物なのだが、長くなるのでやめておく。気になった方は、調べてみて損はないと思う。)

他にも心理学が数種類あったり、教育学、社会学、医療英会話等々。

現役の頃とは違う感覚で聴く講義は、新鮮でしかなかった。

そう、現役の頃とは違う感覚なのだ。

だから何歳になろうが学ぶことは楽しいのだと思うし、学ぶことを躊躇するのはもったいない。

『今から作業療法士になりたいっていう人が知り合いにいるんだけど、どう思う?』っていう質問を度々受ける。

うーん、どう思うかなぁ…。

私の場合は、特別養護老人ホームで作業療法士助手を2年経験してから学校に入学した。

まず実際の現場に入って、作業療法士を目指したいという気持ちが変わらないかどうか、見極めようと思った。

だから迷いはなかった。

迷いがあるうちはやめた方がいいかもしれないなぁとは思う。

2年生3年生とどんどん追い込まれていくので、モチベーションが保てなくなってしまうから。

この話は長くなってきたので、また続きを書こうかな。